最後にブログ書いたのいつだか思い出せないほどずいぶんとブログさぼってましたが、春休みだったんですよ。
しかも六年ぶりに帰った日本。
旦那も息子もすご〜く楽しみにしていた旅なのに
到着して24時間も経たぬ間に東日本大震災が起きました。
そして地震があった3月11日午後2時46分。
私の妹の家族と一緒に東京ディズニーランドにいたんです。
Facebookや私に直接聞いたり人づてに聞いたりしてその話は
結構広まってるんですけど、あの日はまじでもう二度と生きては
帰れないと思いました。あ、それから心臓マヒってこういう時に
なってぽっくりいくのかも、とつくづく思ったね。
あの瞬間どこにいたかというと、次のショーを見る為に指定席の
抽選ができるとかいう建物に行ってたんです。
妹の旦那さんがチケットを発券するマシーンみたいなのを
いじってる時に地面がぐらっと揺れて...
私も久々の地震だったけど、慣れてると言えば慣れてるから
旦那に「よかったね!地震初体験おめでとう!」と言ったら旦那は
「アトラクションの一部として地面動いてると思って感心してたよ!」
と言っていた...汗
みんなケラケラ笑ってたけど、地震全然おさまらないし揺れ方が
普通じゃない、半端じゃない、こんなの初めてじゃん!!!って感じになって
妹の旦那さんが「ちょっとこれやばいから外に出よう!」と言って
急いで外へでたんです。他の人もバタバタと外に出て来て、
スペースマウンテンに長時間並んでたと思われる人達もそんなことは
おかまいなしで列から離れて集まって来た...
普段から地震には慣れてる日本人がみんな超不安な顔。
「これやばいよ」「こんなの生まれて初めて」
「揺れが長過ぎ!大きすぎ!」系のコメントみんな言ってるし
自分も心の中で同じ事思ってたから改めにてやっぱりこれ普通じゃないと
思ったよー!そのうちおさまるかと思ったけど揺れは2分ちょと続き
それが終わっても次から次へとすごい揺れの地震が連続で襲って来た。
スタッフメンバー達が笑顔で「みなさん地面に座って下さい!気分の悪い方は
いませんか〜?」なんてずっと言ってくれてたからちょっとは癒されたものの
スタッフの人たちの表情もすごく不安そう...
立っていられないくらい揺れてるんだよ、これ!
スペースマウンテンのてっぺんにあるポールみたいなのもガンガン揺れてるし! そんなこんなでみんな地面に座りながら終わらない地震に耐えていると
今度はだんだん雲行きが怪しくなって来て降って来ちゃったよ...
雨宿りするために走り出す人たち。
激寒なのに今度は雨かよ〜!しかもこんな状況なのに薄暗くなっちゃって 雰囲気出し過ぎなんだよ、ディズニー!って感じでみんな建物の下に入って
雨宿り♫と思いきやまたまたすごい地震。スタッフが「危ないですので
今すぐ建物から離れてくださ〜い!」と言うのでしょうがなくまた地面に
座る、それの繰り返し...それが1、2時間続いて今度はトイレに行こうと
思って行ってみるとトイレ30分待ち!!
ここでも待ち時間ですか?さすがディズニー...という感じ。
でも後で聞いたけどあのとき3万人の人がディズニーにいたらしいよ。
緊急事態だったから行ける時に行っておけ、って感じでみんなトイレに集中!
やっとトイレに入ったぜ!と思ってまず感動した事が
あんなに人が並んでいたトイレなのに超キレイ&どこもトイレットペーパーが
ちゃんとあること!アメリカだったら考えられない状況だよね、これって。
緊急事態じゃなくても信じられないくらいトイレを汚くするあいつら!
トイレットペーパー普段からないことなんてあたりまえだから、びっくりさ。
感動しつつも恐怖アワーはまだまだ続く。
日中はそこそこあったかかったけど次第に寒くなってきた。というか激寒!
雨はぽつぽつ降ってるし、地面はぐらぐら揺れまくってるし、北風は
だんだん強くなってくるしもうサイアク!!
「ママ〜おうち帰りた〜い!」と泣き叫ぶガキ達に便乗して私も泣きたかった!
そのうちスタッフがゴミ袋をみんなに配り出した。
それ着ろ、って言ってんの〜?それってこの状況まだまだ続くってこと?
も〜寒いからゴミ袋を3枚重ねにして(しかもダウンジャケットの上から)
着てみたものの日本の冬の寒さは半端じゃねー!しかもそんな状況だから
心にも北風ピューピュー吹き出して...
ニットキャップで目までばっちり隠して寝る気満々!笑
それから何時間経っても状況は変わらその間ずっと外で寒い!
ゴミ袋だけでは寒すぎってことで今度は段ボール箱を
使って二世帯住宅建築開始!
妹の旦那さんがどこからか巨大ビニールを調達してきて
なんだか本格的になってきたぞー!
ディズニーのスタッフに「どうしてもガムテープが必要です!」
とリクエストしたら律義に新品のガムテープ持って来てくれるし。
そして出来上がった二世帯住宅がコレ!
写真では見えないけど床も床暖房付き(段ボールが二重になってる)
壁もがっちり作られてすきま風さえ入って来れないぞ!
その上から巨大ビニールがかぶさって入ってみたら
まああったかいけどはっきりいって閉所恐怖症になったわ...汗
子供達は寒さに耐えられなくふて寝してるし。
あ、和香ちゃん(姪4歳)はうろちょろしてたね。
そのうちお腹をすかせたディズニーのゲスト3万人にお土産ショップ
とかで売られているお菓子などが無制限に配られた!
始めのうちはサバイバルの為にもらって来ていたクッキーやチョコ
だったけど何度も往復してるうちにお土産用になっていた 笑
妹は「毎回これ買って帰るのに今回はこんなことになって店も閉まったから
しっかりお土産分ももらってきたよ!」と言って自分たちの分と
私達の分までちゃっかりもらって来てた!
「非常食」と称してもらいまくりのお菓子。
そんなこんなしているとすっかり夜も更け時計はもう深夜。
他の人たちは建物の安全が確認されたるごとにその場所にダッシュ。
でもうちらは大所帯&子供付き&子供寝てるしで移動出来ず。
しばらくするとやっとスペースマウンテンの建物の安全が確認されて
やっと暖房のきいた所に入れる事に!
でも入れたのはもちろん乗り物に乗る前に並ぶあの場所...
キャンプさえできない私達なのに...
ディズニーのスペースマウンテンで一夜を過ごすとは
夢にも思わなかったよ...
この後も朝まで大きい余震が続いて本当に怖かった。
地震がくる5秒前くらいになると地震警報みたいなのが
みんなの携帯電話から発されて今度はどんなでかいのがくるんだよ?
って感じでも〜〜〜〜死ぬかと思ったよ。
次の日の朝大体5時半くらいにスタッフがあったかいコーンスープと
パンをみんなに配ってくれました...美味しかった...
その後最寄りの駅までみんなをバスに乗せて連れて行ってくれたけど
ホテルについてニュースを見るまで他の地域で何が起こっていたのか
全然知らなかったから、知った時は自分の目を疑ったよ。
ディズニーでの体験サイアクだったぜ、と思ってたけどそんなものには
比べ物にならないほど信じられない光景が次から次へと映し出されて...
あ〜この後も帰国するまで色々あったけどありすぎて書く気ナシです。
ってことで次回からは普通の買物ブログに戻るよ!
被害に遭われた方、ならびに被災地で今も不安な気持ちでおられる方、
心よりお見舞い申し上げます。